【指輪のサイズ測り方】リングゲージなしでOK!家にあるもので正確な号数を知る方法

「SNSで流れてきたこの指輪、すごく可愛い!」
「シンプルなデザインで、毎日つけるのにぴったりかも……」
ネットショップでお気に入りの指輪を見つけて、ウキウキしながら購入ボタンを押そうとした瞬間、指が止まることってありませんか?
「あれ? 私の指って何号だっけ?」
洋服ならS・M・Lでなんとなく判断できても、指輪のサイズは「1号」違うだけで入らなかったり、抜け落ちてしまったりする繊細な世界。
「せっかく届いたのに、きつくて入らなかったらどうしよう」
「サイズ交換の手続きも面倒だし……」
そんな不安から、結局購入を諦めてしまった経験がある方も多いはずです。
わざわざお店に行って測ってもらったり、専用の計測器(リングゲージ)を買ったりするのは正直面倒ですよね。
でも、安心してください。
指輪のサイズは、「家にあるもの」だけで、今すぐ簡単に測ることができるんです。
この記事では、ネットショッピングの失敗を防ぐアドバイザーが、自宅で正確に指輪のサイズ(号数)を把握する方法と、絶対に失敗しないための測定のコツを分かりやすく解説します。
自分のサイズを知れば、ネットでの指輪選びはもっと自由に、もっと楽しくなりますよ!
目次
【家にあるもので】指輪のサイズを測る手順
それでは早速測ってみましょう。
用意するのは、どこの家庭にもある文房具だけです。
用意するもの
- 紙(コピー用紙やメモ帳など、薄手のもの)
- ※伸縮性のある「糸」や「紐」は、引っ張り具合で誤差が出やすいため、伸縮しない「紙」を使うのが一番おすすめです。
- ペン(できれば線が細いボールペン)
- 定規(ミリ単位で測れるもの)
- ハサミ または カッター
測定の3ステップ
ステップ①:紙を細長く切る
まずは、紙を幅5mm〜1cm程度、長さ10cm程度のリボン状にカットします。
あまり幅が広すぎると巻きにくく、誤差の原因になるので、絆創膏くらいの細さがベストです。
ステップ②:測りたい指に巻きつける
ここが一番のポイントです。
指の根元ではなく、「第二関節(指の一番太い部分)」に紙を巻きつけてください。
⚠️ なぜ「関節」なの?
指の根元に合わせてサイズを選んでしまうと、いざ指輪を通す時に「関節で引っかかって入らない!」という悲劇が起きます。
指の形は人それぞれですが、多くの人は根元より関節の方が太いため、必ず関節を通るサイズを選ぶ必要があります。
ステップ③:重なった部分に印をつける
紙を指に一周させたら、紙が重なっている部分にペンで印(線)をつけます。
印をつけたら紙を広げ、端から印までの長さを定規で測ってください。
これが、あなたの指の「円周(内周)」になります。
測定の最重要ポイント:「きつくなく、緩くなく」
ここで測定結果を左右するのが、「紙を巻く時の力加減」です。
- きつく巻きすぎると……
紙が肌に食い込んだ状態で測ると、実際の指輪はキツくて入りません。 - 緩く巻きすぎると……
隙間がある状態で測ると、指輪がブカブカで抜け落ちてしまいます。
正解のニュアンスは、「吸い付くようなフィット感」です。
紙が指の皮膚にピタッと密着しているけれど、締め付けられてはいない状態。
イメージとしては、「きつめの絆創膏を貼った時」くらいの感覚を目指してください。
指のサイズ早見表(円周から号数を調べる)
測った長さ(円周)を、以下の表に当てはめてみましょう。
日本の指輪サイズ(JIS規格)は、「1号大きくなるごとに、円周が約1mm長くなる」と覚えておくと便利です。
| 号数 | 円周(指まわりの長さ) | 内径(指輪の直径) |
| 1号 | 40.8mm | 13.0mm |
| 3号 | 42.9mm | 13.7mm |
| 5号 | 45.0mm | 14.4mm |
| 7号 | 47.1mm | 15.0mm |
| 9号 | 49.2mm | 15.7mm |
| 11号 | 51.3mm | 16.4mm |
| 13号 | 53.4mm | 17.0mm |
| 15号 | 55.5mm | 17.7mm |
| 17号 | 57.6mm | 18.4mm |
| 19号 | 59.7mm | 19.0mm |
※例えば、測った長さが51mm〜52mmの間だった場合は、近い方の「11号」を選ぶのが一般的です。
失敗しないための重要なコツ
「測った通りに買ったのに、なぜかキツかった……」
そんな失敗を防ぐために、プロが意識している2つのコツをお教えします。
1. 「むくみ」を考慮して2回測る
人間の指は、体調や時間帯によって驚くほど太さが変わります。
一般的に、朝起きた直後や、お酒を飲んだ翌日、水分を多く摂った後は指がむくんで太くなりやすいです。逆に、寒い場所では血管が収縮して細くなることもあります。
おすすめは、「朝」と「夜」の2回、時間を変えて測ってみることです。
もし朝と夜で1mm〜2mmの差がある場合は、「大きい方のサイズ」に合わせておくと安心です。
「夕方になると指輪が食い込んで痛い」という事態を防げますよ。
2. 「幅広デザイン」は大きめを選ぶ
欲しい指輪のデザインを見てください。
もし、リングの幅が太い(ワイドな)デザインの場合、測定したジャストサイズを選ぶと窮屈に感じることがあります。
細いリングは肌に触れる面積が少ないので圧迫感がありませんが、幅広のリングは指のお肉を面で押さえるため、どうしてもキツく感じるのです。
- 華奢なリング(幅2mm以下): ジャストサイズでOK
- 幅広なリング(幅3mm以上): 「1号〜2号大きめ」を選ぶのがセオリー
「I am a 10」のような洗練されたデザインの中には、存在感のある太めのリングもあるかもしれません。その場合は、少し余裕を持ったサイズ選びを心がけましょう。
もし今持っている指輪があるなら
「自分の指じゃなくて、手持ちの指輪と同じサイズが欲しい」
「彼女へのサプライズプレゼントだから、指を測らせてなんて言えない!」
そんな時は、指ではなく「指輪そのもの」を測る方法が有効です。
指輪の「直径(内径)」を測る
手持ちの指輪を定規の上に置き、「内側の直径(内径)」を測ります。
この時、リングの金属の厚みを含めないように、必ず「内側から内側まで」を測るのがポイントです。
測った直径を、先ほどの「早見表」の「内径」の項目と照らし合わせてください。
(例:内側の直径が16mmくらいなら、10号〜11号)
ただし、指輪がまん丸(真円)でない場合や、変形している場合は誤差が出やすいので、あくまで目安として考えるのが安全です。
まとめ
ネットショッピングでの指輪選びは、サイズさえ分かってしまえば怖いものではありません。
【今回のまとめ】
- 紙を使って、指の「第二関節」を測る。
- 巻き加減は「吸い付くようなフィット感」で。
- 朝と夜の2回測って、むくみを考慮する。
- 幅広デザインなら、少し大きめを選ぶ。
この手順で測ったサイズは、あなたにとって一生モノのデータになります。
自分の号数(マイサイズ)を知ることは、自分自身をよく知ることの第一歩。
「I am a 10(私は10点満点)」。
そんな自信をくれる素敵な指輪に出会うために、まずは家にある紙とペンで、あなたの指を測ることから始めてみませんか?
ピッタリの指輪が指元で輝けば、毎日の景色がきっと少しだけ明るく変わるはずです。
