【ネックレスの絡まり】ほどき方は「つまようじ」が正解!繊細なチェーンを傷つけない魔法の裏技

「ああっ! 嘘でしょ……ネックレスが団子になってる!」
お出かけ前、お気に入りのネックレスをつけようとした瞬間の、あの血の気が引くような感覚。
昨日まではあんなに綺麗だったのに、まるで知恵の輪のように複雑に絡み合い、固い結び目ができている……。
「時間がないのに!」
「爪で引っ張っても全然ほどけない!」
今、あなたは焦りとイライラで、思わずその結び目を指先でグイッと引っ張りそうになっていませんか?
ストップ! 今すぐその手を止めてください!
その「無理に引っ張る」行為こそが、大切なネックレスを再起不能にしてしまう一番の原因です。
特に、「I am a 10」のような繊細で美しいチェーンほど、一度強く力がかかると「キンク(折れ)」ができたり、プチッと切れてしまったりするリスクが高いのです。
まずは深呼吸を一つ。大丈夫、その絡まりは必ずほどけます。
焦る気持ちを落ち着かせて、キッチンから「つまようじ」を2本持ってきてください。
この記事では、日常のトラブル解決スペシャリストである私が、家にある「つまようじ」を使って、絡まったネックレスを魔法のように優しくほどく裏技を伝授します。
3分後には、あなたのネックレスは元の美しい姿に戻っているはずですよ。
目次
【裏技】つまようじ2本で魔法のようにほどく方法
それでは、外科手術のような繊細さで、優しくほどいていきましょう。
爪でカリカリやるのは、チェーンを傷つけるだけでなく、ネイルを傷める原因にもなるので今すぐ卒業です。
準備:環境を整える
まずは、明るい部屋の「平らなテーブルの上」にネックレスを置いてください。
手のひらの上や空中でやろうとすると、重力でチェーンが引っ張られ、余計に結び目が固くなってしまいます。
背景が白い紙やテーブルクロスの上だと、チェーンの隙間が見やすくておすすめです。
手順①:結び目をつまようじで「トントン」する
絡まっている部分(結び目)をよく見てください。
いきなりほどこうとするのではなく、まずは「結び目をリラックスさせる」ことが重要です。
- 結び目の中心あたりに、つまようじ2本の先端を軽く差し込みます(入らなければ添えるだけでOK)。
- その状態で、つまようじで結び目を「トントン」と軽く叩いたり、小刻みに揺らしたりしてください。
実は、絡まりが取れない最大の原因は、チェーン同士が噛み合って「摩擦」が起きていること。
トントンと振動を与えることで、チェーンの噛み合わせが緩み、わずかな「隙間」が生まれます。
手順②:隙間を「広げる」
トントンしていると、ふっと結び目が緩む瞬間があります。
そのわずかな隙間に、つまようじの先端を差し込んでください。
- 2本のつまようじを、隙間の中心から「外側」に向かって、ゆっくりと開きます。
- 決して無理な力は入れず、優しく、チェーンの流れる方向に沿って道を広げてあげます。
手順③:結び目を「緩める」
隙間が大きくなってきたら、そこからチェーンの端(留め具など)をくぐらせて、絡まりを解消していきます。
この時も、「I am a 10」の繊細な輝きを扱うように、とにかくソフトタッチで。
「急がば回れ」です。焦って引っ張ると、その瞬間に結び目は再び「団子」に戻ってしまいます。
つまようじの木という素材は、金属よりも柔らかいので、チェーンを傷つけにくいのが最大のメリット。安心して作業してくださいね。
ベビーパウダー(またはベビーオイル)があれば最強
「つまようじで頑張っているけど、ガチガチに固まっていて動かない……」
そんな重症な絡まりの場合は、「摩擦」をゼロにするための助っ人を呼びましょう。
チェーンの滑りを良くしてあげるだけで、驚くほどスルッとほどけるようになります。
方法①:ベビーパウダー(粉)をまぶす
赤ちゃんのお肌に使うベビーパウダー(なければ片栗粉や小麦粉でも代用可)を、結び目の上に軽く振りかけます。
粉の粒子がチェーンの隙間に入り込み、コロの役割をして滑りを良くしてくれます。
粉をまぶした状態で、先ほどの「つまようじテクニック」を試してみてください。
嘘みたいにチェーンが動き出し、パラリとほどけるはずです。
方法②:ベビーオイル(油)を垂らす
粉がない場合は、ベビーオイルやオリーブオイルを1滴、結び目に垂らします。
油膜がチェーンをコーティングし、摩擦抵抗を一気に減らしてくれます。
ヌルヌルして少し作業しにくいですが、効果は絶大です。
⚠️ ほどいた後のケアを忘れずに!
粉やオイルを使った場合は、ほどけた後に必ずケアをしてあげましょう。
- 洗面器にぬるま湯を張り、中性洗剤(食器用洗剤)を少し溶かします。
- その中でネックレスを優しく振り洗いします。
- 真水でよくすすぎ、柔らかいタオルで水分を拭き取ります。
これで、絡まりも汚れもスッキリ落ちて、以前よりもキラキラと輝きを取り戻すはずです。
もう絡ませない!持ち運びの保管テクニック
無事にほどけた時のあの安堵感……。もう二度と味わいたくないですよね。
実は、ネックレスが絡まるのは「保管方法」に原因があることがほとんどです。
特に旅行やジムへの持ち運びの際、ポーチにそのまま放り込んでいませんか?
繊細なチェーンは、水のように流動的です。少し揺れただけで、自分自身に巻き付いてしまうのです。
明日からできる、絶対に絡ませないためのライフハックをご紹介します。
ライフハック①:ストローに通す
これは見た目は少しアレですが、最強の方法です。
チェーンの片側を「ストロー」の中に通し、通した後に留め具を留めます。
チェーンがストローで覆われることで「曲がる」ことができなくなり、物理的に絡まることが不可能になります。
旅行の時は、短く切ったストローに通してポーチへ。これで100%防げます。
ライフハック②:ジップロックの「ちょい出し」
小さなチャック付き袋(ジップロックなど)を使う方法です。
- トップ(ペンダントヘッド)とチェーンの大部分を袋の中に入れます。
- 留め具の部分(チェーンの端2〜3cm)だけを袋の外に出します。
- その状態でチャックを閉めます。
チェーンの端を外に出して固定することで、袋の中でチェーンが動き回るのを防げます。
複数のネックレスを保管する際も、この方法なら袋同士を重ねても安心です。
まとめ
無事にほどけましたか?
手元のネックレスが、元の美しい一本の線に戻った時のホッとした気持ち。本当に良かったです。
【今回のレスキューポイント】
- 絶対に引っ張らない(深呼吸する!)
- 机の上に置いて作業する。
- つまようじでトントンして隙間を作る。
- ダメならパウダーかオイルで滑らせる。
繊細なネックレスほど、絡まりやすいものです。
でもそれは、そのチェーンがそれだけ細やかで、あなたの肌を美しく見せてくれる上質なものである証拠でもあります。
「I am a 10(私は10点満点)」のアクセサリーは、あなたを輝かせるための大切なパートナー。
もしまた絡まってしまっても、焦らず、怒らず、「いつもありがとう」という気持ちで、つまようじを使って優しくケアしてあげてください。
その丁寧な所作も含めて、アクセサリーを楽しむ豊かな時間になりますように。
