アクセサリー選びで迷わない!金属の種類と特徴を徹底解説

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アクセサリーに使われる金属の種類と特徴

貴金属の種類と特徴

アクセサリーに使われる金属には、まず”貴金属”と呼ばれるものがあります。代表的なのは金、銀、プラチナです。

  • ゴールド(金)は、錆びにくく柔らかいのが特徴です。純金はとても柔らかいので、アクセサリーでは他の金属と混ぜたもの(例:K18、K14など)をよく使用します。純度が高いほど色味が濃く、柔らかくなります。高級な結婚指輪やネックレスによく使われます。

  • シルバー(銀)はとても美しい光沢を持っています。光をよく反射し、見た目が華やかです。一方、空気中の硫黄分で黒ずみやすい性質があります。温泉に入る際は外しておくと安心です。また、銀は抗菌作用でも知られ、食器や一部工業品にも使われます。

  • プラチナはずっしりとした重みがあり、傷や腐食にも強いです。純度が高いものほど白く輝きます。産出量が少なく、希少な金属なので高級ジュエリーや一部の医療機器にも用いられます。パラジウムなど他の白金族金属も似たような性質を持ち、最近はジュエリーに使われることが増えています。

卑金属とその合金

日常的に使いやすい素材として、卑金属やそれを組み合わせた合金も人気です。

  • 真鍮(ブラス)は銅と亜鉛の合金で、美しい金色の輝きがありますが、比較的安価です。ブレスレットやパーツ、カジュアルなアクセサリーによく使われます。

  • ステンレスは錆びにくく耐久性に優れるため、ピアスやネックレスなど幅広く用いられます。特にアレルギーが起きにくい”サージカルステンレス”(SUS316L)は、医療器具にも使われており、金属アレルギーが心配な方におすすめです。

  • チタンは非常に軽く、耐食性にも優れています。アレルギー対応ピアスによく選ばれます。

  • はやわらかく加工しやすい金属で、長く使うと色が変化する味わい深さがあります。真鍮の材料でもあります。

  • アルミは軽い上にサビに強く、銀白色の光沢が特徴です。安価なアクセサリーやパーツにぴったりです。

  • ニッケルは硬くて丈夫なのでメッキや合金によく使われますが、アレルギーを起こしやすいため、肌の弱い方はご注意ください。

合金・メッキ・その他加工

アクセサリーの素材は、そのまま使うだけでなく、混ぜたり表面加工をしたりして様々な見た目や機能を持たせます。

  • 合金は異なる金属を混ぜて特性を調整したものです。色や強度が変わります。合金とだけ書かれているものは、比較的安価な素材である場合が多いです。

  • メッキは、製品の表面に別の金属を薄く重ねる加工方法です。金メッキや銀メッキ、ロジウムメッキがよく使われ、見た目が美しくなりますが、長く使うと剥がれることがあります。

  • ゴールドフィルドやシルバーフィルドは、メッキより厚い金属層を圧着させる方法で、耐久性が高く見た目も美しいです。ただし中身は無垢素材ではありません。

その他のアクセサリー素材

最近は新しい素材も使われています。

  • ジルコニウムは軽量で金属アレルギーを起こしにくく、カラーも豊富なため、個性的なアクセサリーに人気です。
  • ジルコニアは金属ではありませんが、ダイヤのような輝きを持つ人工石で、キラキラしたアクセサリーによく使われます。
  • シェル(貝)は真珠のような光沢が魅力ですが、傷がつきやすいため取り扱いには優しくしましょう。

金属の分類とアレルギー

金属の種類によってアレルギーの出やすさは異なります。貴金属は比較的アレルギーが起きにくく、卑金属は原因になりやすい傾向があります。しかし、感じ方には個人差があるので、敏感な方は注意が必要です。

刻印と素材の見分け方

指輪やネックレスの内側などには、金や銀、プラチナなどの”純度”が数字で刻まれていることがあります(例:K18、Pt950、Sv950)。素材が気になる方は、この刻印を参考にすると安心です。また、磁石を当てて素材を簡易的に調べる方法もあります。鉄やニッケルは磁石につきますが、金や銀、プラチナ、アルミ、銅はつきません。

次の章に記載するタイトル:アクセサリー金属の手入れと長持ちさせるコツ

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